ビデオニュース・ドット・コムでアップされていた、緩和ケア医の山崎章郎(やまざきふみお)氏の対談がとても素晴らしかったので、シェアします。
ステージ4のがん医療についてです。
山崎先生ご自身がステージ4の大腸がん患者です。
標準治療をやめた後、どのような治療をしていくかという体験談。
医者が代替療法を試していくわけですが、選択肢を決めていく変遷は興味深いです。
代替療法の場合はエビデンスが乏しい。
が、エビデンスのない中、まずは臨床医のやっている療法をピックアップし、内容を調べ、自分が理論的に腑に落ちたものを試していく。
ふと目にした新聞の広告に掲載されていたオブジーボの免疫療法の本を思わず買ってしまって読んでみた(28:15)。「なるほどな」と思うところもあったので、その治療をフラフラ受けてしまった、とのこと。
体に負担もなかったのだが、とにかく高額。3回目を受けたときに「こんなことを続けていていいんだろうか?」と思ったそう。
その間も、先生は訪問医としてがん末期患者を診続けている。
自分のとこにくる医者がそんな治療をしていると分かったら、患者はどんな思いをするだろう?それは嫌だろうと…
「医者である自分だけが高額治療を受けていて、そんなのずるくないですか?」と止めるのを決めた。
この辺りの件りで、山崎先生の心意気に私はしびれました(涙)
その後、ケトン食などにたどりつかれるのですが、その経過も非常にリアル。
がん細胞が小さくなっていた。
が、数ヶ月後には大きくなっていた。そこで、また別の療法を追加する、という自分を使った人体実験です。
最後は、抗がん剤の少量投与を行っているクリニックに研修に行き、自らもその治療を受けたという。
自身で試し、効果が見られた方法を本にまとめられたのがこちら↓
さらに素晴らしいのは、昨年末から臨床試験を開始されたそう。
臨床試験までの道のりもお話しされていますが、大変なことですよね…
医師を続けていく中で、見つけた課題に取り組み解決策を探し、実行し続けている「医師道」に、感銘をうけました。
上の本も読んでみます。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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オトコロドットコムの整体・マッサージジャンルに掲載されました。