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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

痛みのコントロール

先週おいでになった患者さん、今回の月経が痛みなく訪れたことを嬉しそうに話してくれました。
度々ブログにも登場してくれているYさんです。
hitokadoh.hatenablog.com

ロキソニンゼロではありませんが、 今の状態でしたら許容範囲内です。

そりゃ薬を飲まないに越したことはありませんが…痛みで寝込んでしまうとか、痛みのため生活に支障のある方は、生活の質や仕事の質を落とさないために薬の力を借りることはあり、でしょう。

私自身は…というと、滅多に薬飲みません。鎮痛薬や風邪薬を直近いつ飲んだか、覚えていないほど飲んでいません。
過去、風邪薬で薬疹を起こし入院した(過労による肝機能低下が原因と推察します)ことも影響しています。薬飲んでも緩和されるのは症状であって、本当の「治癒」とは違いますよね。

風邪について言えば、薬飲んだ方が抜けにくい、と感じます。何度か葛根湯を(漢方だからいいかな、と思って)服用したことがありましたが、私にはどうも合わなかったようで、余計に具合が悪くなるので止めました。
最近はお灸と湯たんぽ、白湯飲んで一日断食、ひたすら寝る、だけです。

っと、話それました。

痛みに関しては鎮痛薬使ってもいいですが、自分の生活を見直すこともしてほしい、ですね。

自分の生活を振り返って、どういうときに痛みが強くなるか?

いつもより甘いもの食べ過ぎたとき(かつての私)、お風呂よりシャワーで済ませることが多かったとき(かつての私)、仕事が忙しかったとき、運動不足のとき、寝不足のとき、喧嘩をしたとき、etc.

痛みは心理的影響も大きいので、心の状態もチェックしてみてください。

今読んでいるに似たようなことが書いてありました。

その股関節痛、切らずに治せます! (80歳を過ぎても股関節の軟骨は再生する)

その股関節痛、切らずに治せます! (80歳を過ぎても股関節の軟骨は再生する)

 

テーマは股関節痛なのですが、著者の矢野英雄先生が推奨している「股関節らくらく日記」が他の慢性痛にも有効そうなので引用します。

らくらく日記に書く基本の項目は、①日付、②痛みのスケール(痛みの度合いを10段階で評価)、③歩数、④コメント(その日の行動や痛み方など)。

その他に、トレーニングの内容、天候、服用した薬・湿布薬、体重などを追加しても可。 これらを自分の慢性痛に関係ありそうな項目に変更したらいいでしょう。

このらくらく日記の目的は、「痛みをコントロールするため」です。どんな時に痛むのか?何をすれば痛みが軽くなるのか?それを自分で発見していくのです。 

矢野先生が「おわりに」に書いています。

患者さんの心身の変化を観察し、その結果に応じて生活を管理できるのは、患者さん自身だけなのです。

あなたの一番頼りになる“先生”は、あなた自身です。自分の痛みを医師頼みにせず、自分の痛みと向き合うことができれば、股関節痛(引用者注:「慢性痛」と置き換えて読んでください)は決して恐れるものではありません。

最後は股関節痛の話になってしまいましたが、「痛みの向き合い方」という点では同じです。参考になります。

痛み=悪ではありません。痛みは、私たちの身体にとって必要なものです。痛みという「アラーム」のおかげで、不調がわかり治療することができるのです。

とは言え、痛みは嫌なものです。早くなくしたい!と思うのは当然です。

痛みはコントロールできます。その手段は薬だけではないことを知りましょう。

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いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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