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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

ゼロになるからだ

昨日参加しました「村上光照老師との一期一会の会」。別ブログにも書きましたので、ご覧ください。

komamedhia.hatenablog.com

この会の締めくくりに、皆さんで歌ったのが『いつも何度でも』。ご存知『千と千尋の神隠し』の主題歌ですね。


木村弓 - いつも何度でも

こちらの歌、ランディさんがおっしゃるには「村上老師のおっしゃっていることと同じな氣がして…」。歌詞を見ると、確かにそのとおり。

今回やけに響いたのが、歌詞に出てくるゼロになるからだ
何度も聞いているはずなのに、全然聞こえて来なかったゼロになるからだ

作詞をされた覚和歌子さんのインタビュー。
www.mammo.tv

「死を思わせる言葉」と書いてありますが、どこか永遠も感じます。
以前ある先生からお聞きした「日本語の『からだ』は“肉体”としての身体だけを表しているのではない」ということを思い出しました。

同時に「死を思わせる言葉」と評されているゼロになるからだから、なぜか健康体が浮かびました。
イメージとしては、無邪氣なからだ、ですかね。
いつでも「ゼロになれる」って、すごいと思う。巡っているからゼロになる訳で、滞っていたら詰まっていたら固まっていたらゼロにはなれない、のです。

これは私の考える「健康」なからだそのもの、ですわ。
「死を思わせる」ものが私が考える「健康」と同じ、とは面白い!

「それはどうしてだろう…」と少し考えてみました。

「死は自然の摂理」ですね。
自然のあらゆる生きものは生まれ、やがて死に、そしてまた生まれ、また死んでいく。死なない生きものはいないわけです。もし死なない生きものを知っていたら教えてください。

その生きものにとって絶好の生まれ時があるように、絶好の死に時があります。 
絶好な時に死ねない生きものは「健康」とは言い難いのではないでしょうか?

「死は忌むべきもの」でしかない世界においては、ただひたすら、死は悪者とされ避けられ隠され無視されます。でも「死」自体は無くなりません。

自然の摂理においては、生と死は平等に訪れるもので、両方あって一つです。
まさしく陰陽☯️ですね。

・・・だからからだ、だ! 

 

いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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嗅覚障害に鍼灸

昨日の鍼灸勉強会で、嗅覚および味覚(風味)障害の症例報告がありました。

馴染みがないので知りませんでしたが、近年、味覚障害患者数は増加しているそうです。

味覚障害治療は「亜鉛を十分にとる」のが基本となります。亜鉛が味蕾にある味細胞の再生を促すからで、不足すると機能低下を招きます。
NHK健康チャンネルわかりやすいです。ご一読を⬇️
www.nhk.or.jp
www.nhk.or.jp

一口に味覚障害と言っても分類があり、自覚的に味覚異常を感じているが味覚検査上異常が認められないという「自覚的味覚障害」というのがあります。こちらを、味覚検査上異常ありの味覚障害と区別するため、「風味障害」と呼ばれているようです。

風味障害の場合、亜鉛不足は関係ありません。ですから、「最近、味がよくわからないから…」と自己判断で市販の亜鉛サプリメントを摂取する前に、味覚検査を受けることをおすすめいたします。

症例報告の患者さんは、ひどい風邪を引いた後、匂いがしないことに氣がつき、同時に甘味以外の味がわからなくなった(風味障害)、とのこと。

大学病院にも通院され薬も服用されていましたが、同時に鍼灸も受け始めました。

鍼灸はだいたい週に2日のペース(3〜5日間隔)で受けていたそうですが、約2ヶ月で無事、匂いを感知できるようになったそうです。

こちらの患者さん、病院の待合室で周囲にどのくらい通院しているのかを聞いて「2〜3年」と言う答えに、「これではダメだ」と直感して鍼灸に来た、そうです。

患者さんの直感、すごいですね!

本ケースは、病院の初診とほぼ同時期に鍼灸も受け始め併用されてきたのが、良かったのかもしれません。

嗅覚障害にお悩みの方、鍼灸もぜひお試しください。

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実は芸術鑑賞してました

 

鍼灸やっていると、患者さんのからだが輝いてくる瞬間があります。

「輝く」というのはあくまで私の言い方ですが、いわゆる「くすみがなくなる」とか「肌の色が白くなる」とか「てり艶が出てくる」とかいうことですね。

治療家、施術家の皆さんはそういう場面に遭遇されている、と思いますが、

ま〜、それはそれは美しいのでございますよ。

「いのちは光」・・・と誰が言ったかは存じませんが、ホントそのとおり。
内側から光を放ってくるのです。

光、とか聞くと、「オーラ?それって何色?」と聞きたくなる方もいるやもしれませんが、私には色は見えません…(そのうち色もわかるようになる!?…かもね)。

でも、それは一般に美容的表現の「シミがなくなった」とか「シワがなくなった」とかとはちょっと違います。

依然として、シミはあるしシワはある(ま、くすみはなくなる)・・・けど、ヒカッているんだよね。そして、つるんとしている(あくまでもイメージです、Image)。

「イキイキ生きるためのお手伝いをしたい」「からだの持つ可能性に氣がついてほしい」などわかりやすい野望はもちろんありますが、実は…

「この光を観たい!」という、美しいものを観たい欲求が、私の大いなるモチベーションなのではないか…と自己分析しています。

それは、どこか芸術鑑賞に近い感覚です。
例えば、絵や彫刻、歌、舞台、踊り、映画等々なんでもいいです、そういうものに触れて感動することありますよね?
その感じに近いです。

「いのち磨きのお手伝い」などと唄っていますが、その実、私のいのちが一番磨かれている?逆じゃん!、と最近思っております。

現実、毎回毎回その光のイメージは違います。人が違うし、同じ人でも状態によって違います。

一回の施術ではヒカッてこないケースもあります(ま、私の腕の問題ですが…)。
回数を繰り返してきてヒカッてくるケースもあります(ま〜私の腕の問題ですが…しつこい!)。
一回でヒカッても、それが持続するのには、一定期間が必要であるケースもあります。

そして強調したいのは、「ヒカッている」を続けるのに何より一番必要なのは、あなたの氣づきです。

「氣づき」とかいうと、ちょっと深刻ぶってちょっとインテリぶって(それって私か…)、大層なことがわからないといけないのではないか?とか思いませんか?

氣づきってもっと単純です。

どのくらい単純って、例えば「今、私は息をしている」「今、私は歩いている」「今、私は食べている」「今、私は笑っている」「今、私は嬉しがっている」「今、私は怒っている」「今、私は泣いている」って意識するだけ。

簡単ですよね?

加えてそれに評価しないこと。「今、私は息をしている。呼吸が浅い?もっとゆっくり深く息をはかないと!」とか「今、私は歩いている。もっとシャキシャキ歩かなきゃ!」とか、真面目な人たちがやりがちなことは止めることをお勧めします。

でも「私は疲れている」と感じたときは、一香堂においでくださいませ。

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排毒に絶好の季節

氣のせいかもしれませんが…

hitokadoh.hatenablog.com

これを書いたあと、鍼終わって着替えた後「すみません、ちょっとトイレ!」と小走りにトイレに向かう方、終盤に「ちょっとトイレ行きたいので、もういいですか?」と聞かれることが多くなったような・・・

「は〜、スッキリしました」晴れ晴れスッキリ顔で、戻って来られます。

巡りがよくなり、排出解毒も進む。いいサインです。

春は、ぎゅっと縮こまっていたからだも緩んできて、排毒に絶好の季節です。

季節の力を借りて、あなたのからだにとって余分なもの排出しましょう!

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水の話と再現性

水に波動とか情報が転写される、という話はよく聞きますが、こちらの動画を見ると、どうして水にそういう特性があるのか、がわかります。


ミネラルと水2川田薫博士

コップいっぱいに満たされた水、でも、水の分子と分子の間には隙間があります。その水の分子だけを計算すると、体積はたった12%!残りの88%は単なる空間なんです!!

単なる空間という事は、私達の意思もそこに入るってことです。私たちの意思、「これはいいもんだ」とか、「えっ、こんなのは要らない」とか言ったときの意思が、水にそのまま反映されるんです。

それは水だけじゃなく、他の物質も同様です。硬いダイヤモンド、ですが45%が単なる空間。とりわけ水は空間が多くを占める物質、だそうです。

と言う訳で、すべての物質には空間が内在しているのです。

「すべて」とは「私たちのからだ」も、です。からだの中に空間がある事は容易に想像できますね。例えば内臓の中とか血管とか、X線とかMRIでも空間が見れますよね。

そして、私たちのからだには水分が含まれていますよね。

そりゃ、意思も入りまくりですわ。影響されまくりですわ。

「モノ」は考えないので、基本反映されるのは外部からの情報(波動)のみ。

でも「ひと」は違います。黙っていても、常に何か思っていたり考えたりしています。そのことは、もれなくその「ひと」のからだに反映します。
「ひと」の場合、外部被曝(と言っていいのか…)と内部被曝、両方の影響があるのですね。

想像しているよりもっとずっと「思いを変える」「考え方を変える」「言葉を変える」ことには力があるのかもしれません。

昨年臨床50年を迎えた先生の前で「鍼が効くときと効かないときがあるのですが…」と「名ばかり」質問の弱音を呟いたのですが、先生は微笑んで「念が足りないんじゃない?」。

ん〜、念ね〜〜。その先生はよく『念氣通達』というお言葉を出されるので、十分に想定可能なご回答ではありました。

「邪な氣持ち、皆無です」と自信たっぷりに言えるほど常に無心か?と問われれば、そうではなく…念氣通達が半端なのかも?

川田薫博士のお話を聞くにつけ、『念氣通達』を過小評価していた自分に氣付くのでした。

冒頭の15:40〜「再現性」のことを、川田博士は話されています。

今までは、誰がやっても再現できないと、サイエンスと言わなかった。これはアロウアンス(allowance)、許容範囲がものすごく広かった。
ところが今は宇宙が変わって地球も変わってきているから、誰がやってもいいと行かなくなった。Aさんがやれば再現性がある、Bさん、Cさん全然ダメ。アロウアンスが今はものすごく狭くなってきている。科学がそのように変わってきている。「Aさんがやれば再現性がある」っていうのがこれからのサイエンスの世界。

これって鍼灸の世界では「あるある」なことで、川田薫博士説では、これからのサイエンスがこっちの方向になるという。

「再現性は人に依る」のが科学の常識、となる日も近い?!そうなったらおもしろいな〜。

『念氣』と聞くとおどろおどろ感が漂うやも知れませんが、『祈り』と言ってもいいかも知れません。

『祈り』なのですが、あるドクターから興味深いお話を聞きました。「ある外科手術の大家と言われている〇〇先生(名前は失念しました…私は存じあげなかったです…)は『術中は患者さんへの祈りだけだよ』とおっしゃっていた。〇〇先生の言葉が患者さん愛に溢れていて、驚いた、感動した」と語ってくれました。

「大家」とか「名人」とか呼ばれる方々は、フィールドに関係なく同じ世界を見ているのでしょう。
すでに世界は面白くなってますね。

 

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新コースのお知らせ 〜ネパール棒灸で温活を〜

2月に入ってから、「温熱」とか「体を温めれば〇〇が治る」とかいう言葉がやたらに目に入ってきました。

ま〜、今冬なのでね、寒い季節なのでね、そういう言葉は飛び交りまくっていますので、そのせいもあるでしょう。

そんなとき思い出す「ネパール棒灸」。
hitokadoh-aider.hatenadiary.jp

いつもの鍼灸の中に取り入れたい!と思っていたのですが、なかなかそんな機会はやって来ず。お灸については、既にやっている透熱灸、知熱灸、灸頭鍼、竹の輪灸で、今のところ事足りているということもありますが。

だのに、なぜ〜♪(注:「若者たち」のメロディーで)、思い出すネパール棒灸…

これはネパール棒灸のメニューを作れ!ということか??と思い至ったのが先週。

でもな〜、煙とか匂いとか氣になる方もいるよな〜、とウジウジ考えておりました。

電氣を使った三井温熱療法なるものもありますが、施術に使うには講座を受ける必要がありそうです。他に勉強したいものがあるので、今回は見送りました。ちなみに、三井温熱の生みの母のお一人である故・三井 兎女子(みつい とめこ)さん、鍼灸学校の大先輩でした。

あなたがいま持っているもので開始せよ。明日とか次の日を当てにしてはならない。いま自分が持っているもので開始せよ。そうすれば増えていく。(5502-4)

エドガー・ケイシーのリーディングにもあるように、今持っているもので始めますか。

ネパール棒灸の特徴は、以下のとおりです。

  • 一般の中国棒灸より太い、
  • ネパールのよもぎを使っている、
  • よもぎの収穫から、製造、包装まで全て手作業で行っており、大量生産はできない、
  • 認証はとっていないが、フェアトレード製品と言えるのではないか、
  • 着衣のまま受けられる。
  • 頭部や顔などデリケートな部位にも施術可能。
  • 棒灸サポーター使用により、普通の棒灸や灸頭鍼より煙や匂いが少ない。

とはいえ、髪や衣服に多少の匂いはつきますので、氣になる方はご遠慮ください。

このようなマイナス面はありますが、他のお灸では味わえない良さがあります。

からだの芯から温める作用はとてもパワフルです。そのためお灸当たりでのぼせる方もいらっしゃいます。
状態に応じて施術時間は加減いたしますので、ご了承ください。

hitokadoh.hatenablog.com

あなたの温活に、ネパールのよもぎのパワーをぜひお役立てください。

なお、本コースは設備の都合上、神楽坂限定です。
神楽坂出張所として利用させてもらっている「間」Persimmonには空氣活性機が常備されております。
www.yatsuha.com

 

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春に向かっているこの季節に「今頃、温活?」と思われるかもしれませんが、現代の「冷え」事情は冬のみの問題ではありません。
桃の季節にも、ぜひネパール棒灸de温活を。

 

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お腹が鳴ってもおならが出ても大丈夫

私事ですが、ここ一週間ほど、胃の膨満感に悩まされておりました。

こんなときは、王道の足三里やら腹部に鍼やお灸をすると、スッキリ爽快となり事無きを得ていました。

今回もそんな調子でやっていたのですが、昨日はどうにも効かず苦しい状態でした。
夜になっても空腹を感じず…「お腹が空かなければ食べない」ので別によいのですが
横隔膜のつきあげがひどく、苦しい。普段の肩こりとは違う肩の痛み、そして側頭部の頭痛も若干出てきました。

お〜、これはなんと!教科書どおりの症状ではないか!!

具合悪いながらも、若干テンション上がる⤴️自らの人体実験のチャンスです(笑)

まず、邪を散らすのに良いといわれる、腹部の打鍼。自分の腹部に打鍼は予想以上に難しかった…
氣が動いて、パンパンの腹部は少し緩み、衝き上げ感は多少軽減しました。が、今回は思ったより効果が出ず⤵️

ここで初めて脈をみたら(遅い!)虚だったので、基本に立ち戻り、経絡治療で言うところの「本治」をしたところ・・・

いや〜、自分でもびっくりするくらい、スーッと氣が降りてきて、溜まっていた氣が動くのを感じました。 これはしばらく置いた方が良さそうだ、と感じて、10分ちょっと置鍼したまま横になっていました。
そしたら、動く動く!胃腸が動いてグルグル鳴るし、おならは、人様にはお聞かせできないくらいいっぱい出るし、で、かなり笑えました。

本治法の大事さを自らのからだで実体験しました。

いろいろ考えるに、先に打鍼で邪を瀉していたので大量なおならが出たのかもしれません。それも良かったのかな?別の考察がありましたら、先生方教えてください。

ここで鍼灸を受けられる皆さまへ。
鍼灸を受けている最中に、お腹が鳴ったり、おならが出たり、トイレに行きたくなったり、ゲップしたくなったり、等々のことはよく起こります。そんなときは、我慢ぜずに出してくださいね!

なぜなら、それはいのちの流れの“サイン”でもあります。下手に抑えると、そこで新たな滞りを作ってしまう可能性があります。

いのちの流れに寄り添って参りましょう!

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