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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

「薬ってすげ〜!」な体験

今回も「薬」ネタです。「薬ってすげ〜!」という話。

まだうら若き(死語?)19歳のころ。

短大のときESS (English Speaking Society)に所属していて、そのイベント、ディスカッションが1月にあり、その準備のため連日夜遅くまで部室に詰めていました。

確かテーマは「原子力に賛成?反対?」だったかな。
そこには「賛成」の人がいなくて、「もし他校にも「賛成」意見がなかったら、議論にならないから、一応賛成側の意見も作ろう」…みたいな話になって(なんて真面目な私たち!涙)。
そのとき何を調べたかは記憶にありませんが、調べてシェアして議論してまとめて…の作業が延々と続き。。。
覚えているのは、「疲れた〜⤵︎ 脳みそ泡立ってる〜 (> <)」ということだけ(笑)

さすがに、年末とお正月は休んだけど。

休み中熱っぽくて、「頭使いすぎて、知恵熱かな〜」なんて思っていたら、だんだんと片方の眉頭がなんとなく腫れてきて痛みが出てきました。

そしたらある朝、見事に「お岩さん」になっていました。

こんな感じ…

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!!じゃないですよ!!
赤くただれてないし、もっと腫れはちっさいです!!

画像を入れてはみたが、見ていたらこわくなってきたので、サイズ縮小(笑)そのうち、消すかも…

お岩さん初日は正月休診日だったので、翌日、(何科に行ったらわからなかったので)市立病院へ行きました。

初めに内科を受診して「これは皮膚科ですね」とのこと。

向かった皮膚科で「ヘルペスですね」と診断。「目に入っている可能性もあるので、眼科でも診察受けてきてください」と言われ、眼科へ。

幸い目には異常がなく、皮膚科での治療だけで済みました。

皮膚科で処方された薬は、副腎皮質ホルモン剤(昔のことなので投薬名はわかりません)。

3日くらいで、きれ〜に治りました。

しかも、治ったのは、ヘルペスだけじゃなかった!
ニキビもきれいになくなっていたのでした。

ニキビいっぱいの顔は、その当時の私の、最大の悩みでした。私のニキビは細かいのがいっぱいできるタイプ、特に額がひどかった。しかも赤ら顔。熱が溜まった炎症状態ですよね。
顔に触れると感じるニキビのザラザラ感、めっちゃストレスでした。。
「ニキビに効くよ」と聞いたものは全部試したけど、あまり効果がありませんでした。

それがですよ!
薬を飲み始めたら、ブツブツのニキビが消えていき、すべすべお肌になったのでした。

「すごい!何だこれ!!魔法の薬だ!!」

その時の衝撃!感動!感激!たるや、まじ震えました(笑)

しかし、ヘルペスが治ったので当然薬は出されなくなり、そして、私のニキビはまた徐々に戻ってきました。

当時「薬」が何たるか?など全然知りませんでしたし、「副作用」なんて言葉は私の中にありませんでした。
私は安易に「また、あの薬をもらえばいいや」と考え、また病院に行ったのでした。

先生に「あの薬でニキビが治ったので、またください」と言ったところ、その先生は「ニキビなんかのために出すような薬じゃないんだ!!」烈火のごとく怒り出したのでした。
いきなり怒られ怖くなった私は「す、すみませんでした!」と謝り、そそくさと診察室を出ていきました。

そのときの先生の怖さは「薬の怖さ」に繋がって、「とんでもないことをお願いしちゃったんだ〜」と氣付いたのでした。

数年後の薬害エイズ訴訟ニュースから、「薬害」という言葉を知るようになりました。

そして、「どうしてあのとき先生があんなに怒ったのか」理解できました。

ちゃんと叱ってくれる先生でよかった、と思っています。

 

ちなみに「ニキビ」、鍼も効くそうです。

私はまだ経験ありませんが、ある先生からそういうお話を聞きました。

確かに、氣血津が滞りなく巡れば、ニキビという現象も改善して行くかと。。

 

いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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引き続き「風邪」についてあれこれ

前回は、話が「薬疹事件」に流れてしまいました。

hitokadoh.hatenablog.com

 一般に人が「何とかしなければ!」と考える諸症状は、からだの免疫機能、解毒作用が働いているサインであることが多いです。

昨日書いた発熱しかり。
下痢、嘔吐もしかり。
咳、くしゃみもしかり。
アレルギー症状もしかり。

もちろん、これらの症状が重篤な疾患のサインである可能性もありますので、「薬も病院も一切必要ありません」という話ではありません。(そう言いたい自分がいない訳でもないのですが…笑)

ただ「症状がおさまった」=「治った」ではないです。

 

以前、私はよく風邪を引く人でした。

ちょうど季節の変わり目ってやつに、風邪っぽい症状が出るのです。私の場合は発熱が多かったかな。

でも、私は、そのことをあまり…というか全然「大変!どうしよう!」と思っていませんでした。
何故ならば、発熱が終わると、からだがスッキリして「調整された」感があった(ある)から。

私の中では「風邪は寝て休んで治すもの」なので、そもそも「風邪のために病院に行く」という選択肢がありませんでした。

あの時は「休めない…」と思い込み、症状を抑えよう!と動いた結果の出来事でした…)

 私の「風邪調整作用説」(笑)、こちらの本に書いてありました!

 
その筋の方々(どの筋だ!)にはよく知られております、野口晴哉著『風邪の効用』です。

風邪を引いたら「おめでとう!」なのですよ。
ご興味ある方はぜひご一読を!風邪が愛おしくなりますよ(^^)

ちなみに、ここ近年の風邪最中の過ごし方は、こんな風です。

  1. 食べない。白湯は飲む。
  2. 足湯たんぽ。
  3. 熱があっても動ければ動く。熱が下がったとき、安静に。← 『風邪の効用 』を読んでから採用。
  4. 熱があっても入浴。
  5. 盆の窪(風池の辺り。場所はこちら)をドライヤーで左右交互に温める。
  6. やっぱり、しっかり睡眠。

これが基本形ですが、そのときどきで変わります。

5.のドライヤー健康法は、日常的にやっています。

ドライヤーで、左右交互に温風を当てて、「熱」と感じたらもう片方を温める。その熱さを感じる時間の左右差がなくなるまで続けます。
風邪引きそうなとき・風邪引いたときは、熱さの感じ方の左右差が大きくなるように感じています。

この健康法(?)は、結構氣に入って長いこと続けています。
なんたって、簡単!
髪の毛を乾かすついでにできるしね。

そう!ドライヤーはお灸の代わりとして使えますよ。

例えば腹が冷えているとき。本当はお灸がいいんだろうけど、面倒くさかったりお灸やる元氣がなかったりしたときに、ドライヤーで腹温めます。

注意点は、ドライヤーの風、結構熱いので、「熱い!」と感じたら止めること。(当たり前のことですが)

 

一番大事なのは、やっぱり、自分のからだの感覚です。

世間には、たくさんの健康法、治療法が溢れています。これが効く!あれが効く!って情報満載です。
いろいろな情報を知ることができるのは、インターネットが普及した今の社会の恩恵の一つです。多種多様なことを、居ながらにして手に入れられるのはやはりありがたいことです。

その多種多様の中から、知識で選んで何かを始めるのはいいと思いますが、やってみたら、自分のからだの感覚を丁寧に観察してみてください。

もしかしたら、それはあなたに必要のないものかも知れません。それは、あなたにあまり効果がないものかも知れません。

だって、あなたのからだは、あの人のからだではないのですから。

あなたのからだは唯一無二なのですから、そのからだが発しているメッセージに耳を傾けてください。

あなたが、あなたのからだと一緒に、決めてくださいね。

 

いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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昔の「薬疹事件」を思い出しました

先日、「2週間くらい風邪を引いていてなかなか良くならない」という方に鍼灸をしました。

「お花見に行って冷えた」らしく、風邪っぽかったので、4/11に病院へ。

「細菌性」だと診断され、抗生物質と風邪薬(総合感冒薬)と咳止めを処方されました。抗生物質は3日間(1週間効く薬と説明を受けた)、風邪薬と咳止めは、病院に行った11日から私が出張鍼灸に呼ばれた24日の朝まで、約2週間服用されていました。

薬は飲んでいるが、「微熱がずっと続いていて、咳が出ていて苦しい」とのこと。

「鍼受けたら、気管支炎が楽になった」というご友人の話を思い出して、「鍼は、風邪にもいいんでしょうか?」とご連絡をいただきました。

いろいろな所でいろいろな方が言われていますが、風邪薬では風邪は治りません!
風邪の諸症状〜咳、喉の痛み、発熱、鼻水等々〜を抑えるだけです。

風邪を治すのは、私たちのからだに備わっている免疫力です。
また「免疫力」かよ? ってツッコまれそうですが、結局「免疫力」です。

「厄介者」と見られがちな諸症状は、その免疫力が病原体を排除しようと働いている証でもあります。

例えば、発熱。
病原体を排除するための防御反応として熱が出るわけです。熱が高いと、ウィルスの活動は鈍って増殖が止まり、反対に、私たちの白血球防衛軍の勢いは増してくる。

healthpress.jp

話は飛びますが…

実は私、解熱剤を2週間くらい飲んで、肝臓弱って薬疹で入院したという過去があります。

当時会社員だった私はワンオペで、あまりの忙しさにブチ切れておりました。
通常業務であった請求作業や契約書作りに加えて、セミナー準備が続き。韓国のソウルでの初開催セミナーの事前準備、資料作り、当日準備。また、その翌月に名古屋で開催するセミナーの集客。
完全キャパオーバー、でした。

ソウルでのセミナー前日、ホテルの部屋で、ギリギリにスピーカーから受け取った資料をまとめて資料パッケージを作っていたら、「う〜頭痛い。熱っぽいかも」
「とりあえず熱が出なければ、なんとかなる!」と思っていた私は、フロントでアスピリンをもらい、それを飲んで、無事(?)乗り切りました。

出張から戻っても具合悪いのは治らず。。でも、今度は名古屋セミナーの準備があるから、休めない。。
微熱と頭痛が続いていたので、手元にあったアスピリンをとりあえず飲み続けていました。あれ何錠あったんですかね〜??、それも飲みきって。。。
そしたら、いよいよ熱が38度になり、さすがに会社行けなくて休みました。休んだ日に最寄りの医院を受診し薬もいただきました。

しかし熱は下がらず、しかも腿やお腹に赤い発疹が出てきました。「あれ?風邪じゃない?。。水疱瘡?!」深夜、ますます熱は高くなり、しかも顔が丸く腫れてきた!

翌日、実家に「はしかか、水疱瘡になったかも」と電話したところ、母がやってきて、私の顔を見るなり仰天!その日は確か土曜だったので、最寄りの救急病院へタクシーで向かいました。診察、即入院。40度近い熱で意識朦朧だったので、病院へ着いてから入院までのことは、あまり覚えていません。

入院2日めには平熱に戻り、楽になったのですが、「肝機能が低下しており、数値が戻るまで退院できない」ということで、10日くらい入院してました。

もう20年弱の話(そんな昔か〜笑)。今となっては、いい思い出です。

 

そんなわけで、2週間風邪薬を服用されていた患者さんは、私の薬疹事件を思い出させるものでもありました。

(続く。。かも)

 

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健やか、だから美しい

3月に30日間集中コース、その後は2週間に一回ペースで、はり灸基本コース+美容鍼灸を受けられている、50代女性の患者さんのお話です。

特にお悩みの症状はない方です。美意識・健康意識がとても高く、週2回のジム通いを2年以上継続されています。

問診時に、体温と免疫力の相関関係に話が及び、鍼灸を受け始めると同時に「何か変化があるかもしれないから、体温も毎日測ってみる」とのこと。

開始当時の平熱は36.3〜.5度。懸念されていた「低体温」ではありませんでした。

集中コースの間、「肌にハリが出てきた!」というご感想をいただきました。

そして、集中コース終了後のご予約をいただいたとき、「あれから体温高め36度後半が続いている」とご報告がありました。

その期間、鍼灸を受けた以外に、生活習慣や行動の変化がないので、「鍼灸効果かも。。。」というお話でした。

平熱が0.5度程度上昇したということですね!
ちなみに、体温計測の時間は、朝7時くらいとのこと。

体温が上がれば全てオッケー!

 

…とは申しませんが、体温免疫力が向上した、とは言えるかと。

www.nattoukin.jp

こちらの記事では、石原結實先生曰く、36.5〜37度は「最も健康的で免疫力が高い状態」

fufufu.rohto.co.jp

鍼灸の効能の一つに「免疫力の向上」があります。
実際に平熱の変化が見えると説得力ありますね!*1

毎朝体温を測っている患者さんのおかげで、このような結果を見ることができて嬉しいです。

健やかなからだと美しさを追求するあなたへ、ぜひ美容鍼灸を。
はり灸基本コースで全身の調整をした後、顔面・頭部の鍼灸をするので、効果がより高まります。

 

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*1:「体温が上がることと免疫力は関係がない」というご意見もあるようですが。

嬉しいご報告

今日嬉しいことがありました。

昨年秋から月1ペースで鍼灸を受けていただいている40代女性。主訴は腰痛、肩こり。

また右卵巣にチョコレート嚢胞があり、昨年9月に、翌年(つまり今年)手術をするという診断を受けていました。

そして、本日「3月の検診で嚢胞が小さくなっていて、手術しなくても大丈夫になった!」とお知らせいただきました!

全部鍼灸の成果だ、と断言できるほどまだ名人でありませんが(^^;;…しかしながら!鍼灸が一助になったと言えるかと思います。

兆候はありました。

今年2月、鍼灸受けた翌日に、「月初に生理があったばかりなのに、また生理が来た」とご連絡がありました。

「痛みも何もなく(胸痛みはあった)、とても順調に瘀血が出てくれている感じがするのです」とメールをいただきました。いろいろお聞きしたところ、●出血量は通常より多いけど、貧血っぽくない、●出血の色は黒 →鮮やかに変化、とのこと。

「経絡、ツボの不思議さを実感しています。」と嬉しいコメントも。

この方、チョコレート嚢胞のために鍼灸を受けに来ていたわけではないので、思わぬ副産物にとても喜んでいらっしゃいました!

いや〜、私も嬉しいです❤️

もちろん、患者さんご本人が、日頃の生活習慣を見直され、養生されてきたからこその結果ですけどね!

その上の鍼灸ですから、より効果があったのだと思います。

嬉しいご報告に、私の心も春爛漫です😊

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「鍼で痩せますか?」と問われますが…

時々聞かれるご質問に「鍼で痩せますか?」というのがあります。

残念ながら、私にはそういった経験がないのですが…
からだの巡りが良くなり、むくみが解消されて、その結果痩せた(ように見える)ということはあります。

巷には「耳つぼダイエット」があり、耳には食欲を抑えるツボ(飢点)が確かにありますが、それだけで痩せる効果があるのか、私には断言できません。

ま〜、確かに耳のツボ、効きます。耳ツボの長時間の刺激にグルグル🌀したり、耳がカーッと熱くなったりこと、あります(自分の体験による)。

どなたか「ツボで痩せたよ!」という方は、ぜひご報告ください!

で、ダイエットつながりで、面白い本を読みました。
夏目祭子さんが書いた『食欲フリーDiet』。

普通「ダイエット」というと、「食欲とどう戦うか?」的な思考になりがちだと思いますが、この本では「食欲をガマンするとやせにくくなる」という発想。

「食欲がある=罪悪感」ではなく、食欲は「体の声」なのだから、もっと大事に「信頼して」というメッセージです。

「本当の食欲」の「ウソの食欲」の見分け方、食欲を通して「からだ」との対話を深める方法、20世紀型ダイエットが広げたデマなど、興味深いテーマがたくさん。

実際の快食術だけでなく、精神的ケアの方法も載ってます。

こちらも、ポイントは「認知力」ですかね〜。そして、からだ(本能)を信頼すること、ですね。

ダイエットに関係ない方にも「Aha!」がある内容です。

 

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告知と新月の関係

4月といえば、始まりだ・・・

てことで、リピーター料金設定を考え中です。

と言ってますが、そんなに考えることもないのだけれどね。

こういう告知って、新月の日がいいのだろうか?
でもお願い事ではないし、あまり関係ないのかな〜

とググってみたら、「新月=スタートに良い日ではない!」という記事がありました。

以下引用。

これはとても多くの文献やネットで誤って伝わっています。

新月になった瞬間はお願い事には適していますが、行動として何かをスタートさせるのには適していません。

占星術の観点から、太陽は強い目標意識で、月は感情や心を意味します。
新月月と太陽が重なっている瞬間ですから、熱い目標意識に心や感情が焼かれている状態になります。
この状態を占星術用語で「バースト」していると言われ、この時に何かをスタートしてしまうと、心を失った目標意識となってしまって、例え願いが実現しても感情面での喜びを得ることが出来なくなるのです。

ですから、新月にスタートする場合は新月の時間から最低12時間は空けてからスタートするようにしてください。
そうすることで、新月スタートの幸運を受け取りつつ心も満たされた願いの実現をする事が出来ます。

だそうです。初めて知った衝撃の事実!!

というわけで、新月の明日28日以降にリリースしま〜す。

 

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