今週、はり灸 一香堂にいらした良子さんが、素敵なブログを書いてくれました。
良子さん、ありがとうございました!
「はりってどんな感じ?」「何するの?」等々素朴な疑問をお持ちの方、こちらのはり体験記、ご一読くださいませ。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
ご予約・お問い合わせは、HP、Facebook、Twitterメッセージ、LINEでどうぞ。
***HPからのネット予約は初見料はかかりません。***
「美容鍼灸」というネーミングのせいか、女性専用と思われがちですが、男性の方にもおすすめです。できる男こそ、美容鍼灸ですよ!(ちょっと言い過ぎか…)
目が疲れている、頭皮が固い、など、パソコン・スマホなどで頭脳・目を酷使している方は、ぜひお試しください。
目の周り、頭皮、顔の緊張が緩みます。そして、ぱっちりお目々キラキラになります(注:個人差あります)。
はり灸 一香堂の美容鍼灸は、はり灸基本コースにプラスするオプションメニューです。
はり灸基本コースで全身を整えたあと、顔、頭部に鍼をして(お灸が入る場合もあります)、そのままの状態で5〜10分置きます。
鍼を抜いたあと、簡単なMLDを行います。同じくオプションに「顔のMLD」があるのですが、美容鍼灸の後のものは簡易バージョンです。簡易版MLDで、リンパ、静脈の流れをさらに促進します。
これで終了です。
一つ注意事項があります。
初診で「はり灸基本+美容鍼灸」を受けると、敏感な方は頭痛が起こる場合があります。そのさいはご遠慮なくお申し出ください。頭部に溜まった氣を散らす等処置をいたします。
はり灸 一香堂が初めての方は、まずはり灸基本コースを受けることをお勧めいたします。
そして、ご自分のからだに合うかどうかをチェックしてください。
ご自分に合うと思われたら、次回「は基+美容鍼灸」をお受けください。前回違うコースでもリピーター価格がご利用いただけます。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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先日ブログで書いた患者さんの方から、「石灰化で思い出したことがあった。」とご連絡がありました。
「身体に起こっていること」として、追加情報をいただきました。
許可いただいたので、そのまま掲載します。
① マンモグラフィ検査を初めて受診して言われたのが、石灰化しているので受診を欠かさないように。
② 膠原病自己免疫性肝炎が判明して、プレドニンを服薬始めたときから、骨粗鬆症の予防で一粒カルシウム系の薬を服薬している。
③ ちょっと前から左手人差し指の痛みが続いている。
④ 石灰沈着性腱盤炎。
こちらのメールをいただいたときに、私はこう思いました。
「患者さんは思っている」と書いてましたが、私にそういう考えが浮かびました。
ということは「患者さんじゃなく、お前だろ!」ってことですが(笑)
ま〜そのとおりです。
「原因は一つではない」し、「原因だけに注目しても良くなるわけではない」ともわかっていますが、オタクな私は追求したい衝動が止められず。
人に聞いたり本読んだりネット見たり、自分のちっさい頭で「あーでもない、こーでもない」と妄想し始めました。
そして「鍼でもっとなんかできたんじゃないか?」みたいなこともね。もちろん「鍼灸は万能じゃない」「鍼灸だけにこだわる必要はない」って思っていますよ。でもオタクな私(しつこい?)はこの点についても、もれなく妄想するのです。
イロイロな妄想の末、ある瞬間、私も思い出しました。
そもそも、私たちのからだには、からだにとって余分なもの、不要なものを排出する機能があるのです。
だから、その機能を十分表現していいんだよ〜と、からだに許可を与えればいいんです。からだがそもそも持っている機能を思い出して、そのように流れていればいいわけです。
じゃ〜、どうすればそうなるの?・・・って話になると、またお得意の「氣血の流れを整えましょう!」になっちゃうのですが。
というより、それしかない・・・
っと、何にでも自己治癒力と連呼するアホな治療家(失礼!)みたいですが、そこに辿り着いちゃうんだからしようがない(笑)諦めましょう。
「体質」「傾向」というのは確かにありますが、流動的なものです。
「私は〇〇だから」というお話をよくよく聞いてみれば、10年も前の話だったりして。もう10年経っていたら、その頃のあなたの細胞と今のあなたの細胞、生まれ変わってますから!!
また、話がずれました (^^;
冒頭の患者さんには、カルシウム系の薬に関してのみ「カルシウム不足が石灰化の原因という説もありますので、その薬が原因とは言いきれません」とコメントしました。
つい、原因探しループにハマり正解探しに陥ってしまう傾向もある私ですが、大元のところは忘れずにありたいものです。
そうそう!自分でいっつも書いてるじゃん、「いのち磨き」ってね。
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50代女性。「2日前から右肩関節が痛い」とのことでご来堂。
予約日前日のやり取りで、右肩を痛めるような心当たりはない、とのこと。
右肩を圧迫するようなことをしていなかったか?寝ているときの姿勢などを確認したところ、「そういえば右肩を下にして寝ていることが多いかも」というご回答でした。
ご本人は「五十肩かも」ということでしたが、痛がり方が半端ない。少し腕が動くだけでも痛く、動作確認もままならず。患部は、三角筋辺りにやや張りがあるものの、熱感はなし。
横になるのも大変そうだったので「座った状態でやりましょうか?」と言ったら、「動くコツがあるので大丈夫」とのこと。通常どおり、仰向け状態で始めました。
その後、通常でしたらうつ伏せになってもらうのですが、それは無理でしたので、座位で施術しました。
終了後、立った時に「からだ全体は軽く楽になった」とのことでしたが、患部の痛みはやや軽減した程度で、腕が動くと痛い状態は変わらず。
痛みの始まり方(何の予兆もなく痛くなった)と痛み方がどうみても五十肩ではなかったので、「念のため、骨の状態を医師に診てもらってください」とお願いしました。
その翌日、患者さんは会社近くの整形外科を受診され、「肩に石灰分がありました」とメールが来ました。どうやら、石灰沈着性腱板炎のようでした。
患者さんからのメールによると、ステロイドと痛み止め2種類の注射を打ってもらい、ロキソニン、胃薬、ロキソプロフェンシートを処方されたそうです。
整形外科受診した夜、痛みはだいぶ落ち着き、翌日にはなくなった、とのこと。ちなみに、処方薬の服用・使用は1度だけ。
翌週、別の症状(目の症状)でご来堂されたのですが。
右肩の激痛はすっかりなくなり、「全然大丈夫」と腕をブンブン回して見せてくれました(笑)
その後、ネットで検索してみたら、注射が1回では効かないという方もいらっしゃるようですね。
あと、腰痛の原因と同じですが、石灰があっても症状が出てないケースもあるようで…石灰化が全ての痛みの原因である、とも言い難いのですね。
人のからだは摩訶不思議ですね。
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先日、患者さんから「鍼ってギックリ腰にも効くんですね」と言われました。
このコメントに、私は軽い衝撃を受け、「え〜!!ご存知なかった!?」と心の中で叫んでしまいました。
定期的にお見えの方でしたので、その辺りはすでにご承知かと、勝手に思っておりました。
よくよく思い返せば、確かに「鍼は今まで受けたことがない」とおっしゃっていました。だから、鍼についてご存知なかったのは当然です。
鍼灸界には「鍼灸師飽和説」がありますが、「飽和」には程遠い現実を感じます。
鍼灸は身近なものではなく、何かこう、とても「遠い」感じ?
いろいろ行ったけど、なんかいまいちで…しょうがないから(ちょっと言い過ぎ?w)鍼灸に来ましたっていうのが、一般的なんですかね〜。
私は、何かあったら「鍼行けば?」っていう家庭環境に育ったもので…よくわからないのですが・・・
さてさて、前述の患者さんのお話に戻って。
時々こういう状態はあったそうですが、今までは2、3日寝ていれば治っていた、とのこと。
今回は発症3日後に、こういう時行きつけのマッサージに行って(「通常は強めのマッサージが好きなのですが、ギックリ腰のときは軽い繊細なマッサージが良いので、そこに行きました」とのことでした)、その当日は楽になったのだけれど、その後良くならないので・・・と先週の土曜日にお電話をいただきました。
あいにくその週末は東京にいなかったので、すぐには対応できず。
歩けるということでしたので、月曜日に神楽坂に来ていただくようお願いしました。
月曜の夜、その方は、そろそろ摺り足で腰を固まらせてご来堂。
患者衣に着替えるのも大変そうなので、着替えなしで施術。
前傾するのが一番辛い、とのこと。目測で20°が限界という状態。
横になるのも大変そうだったので、患者さんは立った状態で鍼しようかと思ったのですが、「横になれます」ということで、通常どおり横になった状態で進めました。
施術後、患者さんは、施術用ベッドからすっと起き上がって、腰をブンブン動かしながら「全然痛くないですよ〜!」と言って、走って帰られました。。。というのは嘘です。
私の幻想です(笑)名人の先生方でしたら、幻想ではなく本当にそうなりますが…
現実は、冷たかった足・ふくらはぎは温かくなり、背中の張りは緩み、45°くらい(あくまで目測です)まで前傾できるようになりました。
患者さんの体感は、まだ痛みはあるが、来た時より痛みの程度は軽減した、楽になった、という具合でした。
そして、2日前の木曜が2回目でした。
部屋に近づいてくる足音がいつもの音に戻っており、ホッとしました。
施術前チェックでは、前傾角度は前回施術後と同程度、45°くらい(しつこいですが目測です)。前傾する動き方は、月曜の「おそるおそる」から速くなりました。左右の捻りはスムーズになり可動域も改善。
そして、何より、患者さんが感じている「良くなっている」感。
この日は難なく患者衣に着替えられました。
着替える前に私が「今日は着替えられますか?大丈夫ですか?」と何度か聞いたため、「そうか、月曜は着替えられなかった。できるようになると、すぐ忘れるんですね」と自ら氣がつかれました。
鍼を受けながら、何が原因だったかを自ら考えられ、「原因は一つではないですが、おそらく・・」と言って、仕事で使用されている椅子のことを話されました。
高さを変える機能が壊れて、ここ1ヶ月くらい、ちょうどいい高さより5cm位低い高さで使っていた。初めは使いづらく違和感を感じていたけれど、最近はそれに慣れてきていた。その矢先に、ギックリ腰になった、とのこと。
不思議なもんで、一香堂に来てくださる患者さん、かなり自立度高いのですよね〜。
まず「自分ではこう思っているんだけど・・」とご自分の考えを述べた後、「先生どう思われます?」的なスタンスの方、多いのです。私から「依存するな」オーラがだだ漏れているのでしょうか (^^;
「自らのからだの主人は自らである」ので、こういう心持ち、大事です。
施術を通して、こういうコミュニケーションを通して、お互いの世界が広がっていろいろな発見があると楽しいですよね。
っと・・・話が飛びました。
木曜の施術後に、最初に書いた「鍼ってギックリ腰にも効くんですね」発言を聞き。
驚きの衝撃を受けつつ「そ、そうですよ」と答える私。
「もっと早く連絡すればよかった」と言われ、若干安堵を感じる私。
その方曰く、ギックリ腰になったとき鍼灸と結びつかなかった、そうです。
おそらく、過去の経験から「こういう症状のときは〇〇して、△△に行って・・・」という一連のプロセスを既にお持ちだったから、新参の鍼灸は浮かばなかったのでしょう。
また、鍼灸は、自分で考えている「治る」過程とは全然違うプロセスで良くなっている、ともおっしゃっていました。
何が言いたいかというと、皆さん、ギックリ腰になったら鍼灸受けてね!ってことです。
整形外科、整体、マッサージ等々もちろんいいですが、鍼灸もいいですよ〜!!
と最後は宣伝に終わる…
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何を以って「治る」というのか?
というのは、人によって定義が異なります。
「楽になればいい」と思って、ただ症状を失くすことが、実は「治る」ことから遠ざかっていることがあります。
そうは言っても、それらの症状があることで、日常生活が立ち行かなくなったり、その人のQOL (quality of life)が大いに損なわれている場合もあるわけで・・・
その場合、症状が軽くなることは、大きな助けになります。
そして当然ですが、日常生活やQOLの定義も、人によって随分と違います。
「その方にとって〇〇は何か?」
その方の視線、考え方、思いなど、一見からだとは関係なさそうな物事を知っていくことが大切…と思っています。
その方の視線、考え方、思いで、その方の世界は構築されていて、当然、その方の「からだ観」はその世界の中にあります。
面白いのは(と言っていいのか?)、「からだ観」と実際のからだは乖離しています。乖離・・・とまでは行かなくても、概ね「ずれて」います(私もそうです)。
その「ずれ」が症状の一因でもあります。
「ずれ」に氣がついただけで、症状が失くなる・・・とまでは行かなくても、かなり軽くなること、結構あります。
氣がつくだけで、その方の世界が変わってゆきます。その変化が明らかな時もあるし、何が変わったのかよくわからない時もある(「氣のせい」ってやつですね)。
この数量化されない「氣のせい」、重要です。
なぜならば、すべての物質は氣から構成されていて、すべての物事は氣の運動変化で生まれる、からです。
既に古代の人はそう認識していました。
からだも、あなたが氣がついたことに、氣がつきます。そして喜ぶのです、「あ〜、やっとわかってくれた!」ってね。
と古代の人が認識していたかは、わかりません。
私はそう認識しています。エビデンス的に脆弱ですが(笑)
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月1ペースで一香堂に来ている患者さんから、「久しぶりに生理痛が重いので予約大丈夫でしょうか?」とご連絡がありました。
そういえば、前回のとき(GW後半)「最近生理痛がないことに氣が付いた。鎮痛剤を飲んでない」とおっしゃっていたのでした。
ご来堂の日は生理3日目。「おととい、昨日と鎮痛剤飲んでる。今回は貧血がひどい」というお話。
昨日もお仕事上がりで、目が虚ろなフラフラ状態でいらっしゃいました。
いつもより、脈は弱く、お腹、足首が冷えていました。
約40分の施術後は、生理痛も何処へやら。泥のようだった目はぱっちり開いて輝き、別人のようになりました(笑)貧血でフラフラだった足元はシャッキリ、元氣にお帰りになりました。
氣血の巡りが良くなると、からだは自ずと元氣になっていくのですね〜。
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