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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸とLGBT

先日、メイプル名古屋 x ハリトヒト主催のLGBT鍼灸の勉強会『予診票の性別欄って必要?』に参加しました。

以前勤務していた外資系企業には(私が知る限り)LGのエグゼクティブがいました。差別が無かったか?はわかりませんが、当時の日本の会社に比べればだいぶオープンだったと思います。

日本も遅々ながら、変わりつつあるんでしょうかね?そう期待したいけど。

タイトルだけ見たら、「そりゃ必要でしょ!月経のこととかあるし・・・」と思っていました。

が、Miyaさん、飯塚先生の話を聞いて、そう単純に決めつけるのもいかがなものか…と考えるようになりました。

男か女か、それに◯をつけることに葛藤が生じる場合がある。

性自認が身体と一致しない人たちがいる、ということは知っていました。

そうは言っても鍼灸を受ける場合は、当然、身体の性に◯をつけるでしょ、と思っていました。

それは、私の根拠ない思い込みでした。

らるく院長の飯塚先生は、「LGBTフレンドリー鍼灸院」というコンセプトを掲げていらっしゃいます。

haritohito.jp

このインタビューに触発され、ブログにも書きました。

hitokadoh.hatenablog.com

飯塚先生の院で、初診の患者さんが予診票の性別欄をみて「なんのために聞かれてるかわかんないだよな・・・」(一語一句は違うかも)というようなことをつぶやかれたそう。

後で直接患者さんに尋ねたところ、どういう「目的」で聞かれているかわからなかったから、回答に迷った、という。

カラダに鍼灸するんだから身体の性でしょ!と思っていたのは、私の勝手な思い込みでした…

そうそう、鍼するのはカラダではあるんだけど、東洋医学のカラダは肉体より広義、と捉えている・・・はずだったのにな(汗)

当事者で現在鍼灸学生のMiyaさんからは、「性別」は不変なものではなく、もっと流動的という概念「セクシュアル・フルイディティ (sexual fluidity) 」を教えていただきました。

また、ホルモン治療の副作用を鍼灸でも緩和できるのではないか?ということも言及されていました。
確かに更年期の不調に使えるのならば、その可能性はありますよね。
新たな鍼灸の可能性を感じて、ワクワクしました!

鍼灸が創造するのは、単に健康というよりウェルビーイング (well-being) 」なんだな〜(中根一先生がよくお話しされているように)と沁みた。

さてさて、私が今使っているのは既成の聞診票なんだけど、性別欄は消そう、と決めました。

世界広がるな〜。鍼灸オモシロい!!

 


UnsplashOleg Gratiloが撮影した写真

 

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