今月の「はり灸 一香堂通信」より。
こんにちは、はり灸 一香堂です。
このメールは、はり灸 一香堂とご縁がありました皆さまにお送りしております。
二十四節気最後の大寒(1月20日)に入りました。今日は大寒らしい寒さですね。
この寒さを利用して、酒や味噌を仕込むのによい時期とされます。おいしい「寒仕込み」のお酒や味噌はちょうど今頃作られているのですね〜。
ただ長期予報では、大寒後は暖かい日が続きそう、との事。
立春ごろは、暦どおり「春」の気配を感じるようになるかもしれませんね。
目覚ましがわりにかけている今朝のラジオで、茨木のり子さんの「自分の感受性ぐらい」という詩を聞きました。
(こちらから引用)
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ茨木のり子
詩集「自分の感受性ぐらい」(1977刊)所収
ラジオで読み上げられたのは最初と最後の段落だったのですが、ガツンときました。
なのでちょっと調べてみたのですが・・・ほかの部分もドキグサっときますね 笑
「水やり」の一つに、五感を養うことがあります。
五感を養うことの一つに、自分の身体性を感じることがあります。
身体性を感じることの一つに、鍼灸があります。
はり灸 一香堂の鍼灸が皆さんの「水やり」の一つになりましたら、この上なく嬉しいです!!
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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