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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

ため息で邪祓い

東洋医学を学んでみて「よかったな」と思うことの一つが、人間の生理現象の捉えかた。

例えば、

二便(大便と小便)の状態、
汗のかく様子、
出血の様子、
痛みの様子、
食の好み、等々。

人のカラダも自然の一部だ、とはよく言ったもので、

カラダにも、春夏秋冬があり、昼夜があり、寒冷や熱帯、乾燥や湿潤みたいな気候(?)タイプがあり。

同じ環境にいても、

寒冷カラダか熱帯カラダか、

ドライカラダかウェットカラダか(なぜか英語w)

によって、起きてくる現象は違ってくる。

生理現象は、そのカラダが今の状態で生きていくための表現方法、なのだ。

そう見ると、ネガティブに見える現象も、なんだかいとおしい。

例えば、貧乏ゆすり。

以前は、側に貧乏ゆすりやさんがいたら、「うるさいな〜。貧乏ゆすり止めろ!」と思って、イライラを感じていました。

今は「なんでそのカラダは貧乏ゆすりをしたいのか?」「何が貧乏ゆすりを起こしているのか?」と考えて東洋医学的にそのカラダ内部の気象状態を推察してみる・・・と、なかなか面白いもんです。

熱が多いタイプみたいだから、内熱を発散したいから身体の一部を動かして(=貧乏ゆすり)いるんだな〜、とかね。

他には、ため息。

「『は〜』とため息するたびに運が下がる」「幸運体質になるにはご法度」などの言われよう。

ま、そりゃそうなんですけど。

気滞(気が停滞した状態)を解消したいため、カラダはため息をするのです。

www.kracie.co.jp

気滞の存在を無視して、単にため息するのを止めたら、カラダはどうでしょう?

ため息で多少なりとも解消されていた気滞が、抜け道を封じられた状態になります。
(カラダは賢いので、おそらく別の抜け道を作るでしょうが…)

気滞で、痛みを発することだって、あります。 

hitokadoh-aider.hatenadiary.jp

気滞はストレスと言い換えてもいいでしょう。

ストレスを感じると痛みが強くなる、とか、ストレスで腰痛になる、とか言ったことは、医学的にも証明されています。

kokoro.mhlw.go.jp

www.nhk.or.jp

http://jpps.umin.jp/issue/magazine/pdf/0303_02.pdf

深呼吸の代わりとして、「わざとため息をしてください」と患者さんにお勧めするときもあります。

ストレスや嫌なことがあったら、それらを黒っぽい塊のように想像して、その塊をため息で「ふ〜〜〜っ」と吐き出してください。

みたいなことを言います。

ため息自体を封じ込めるのではなくて、「邪」を祓うためにため息を使う、のもありかと。

要するに、「呼吸を意識して」ということなんですが。

hitokadoh.hatenablog.com

ポイントは「意識して」ですね!

皆さんも、ため息つくときは「邪祓い」ため息しましょう!!
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いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

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