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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

経穴にまつわる「ま、いいんじゃね」

私が尊敬している鍼の先生、漢方の先生の方々は、異口同音に

「症状だけを聞いて、これがいい(ツボ、とか、処方)とは言えない」

とおっしゃる。

これは、東洋医学の特徴、と言えます。

  • 同病異治
  • 異病同治

と、呼ばれるものです。

読んで字の如く、

  • 同じ症状であっても、身体所見、病態、体質が違えば(証が違えば)、使う経穴や処方は異なる。
  • 異なる症状であっても、証が同じであれば、使う経穴や処方は同じである。

という意味です。

これは、東洋医学の素晴らしさであるのですが、わかりにくさでもあります。

これって、私たちの病に対する概念には、すでに西洋医学的思考が刷り込まれている、という意味でもあります。

もちろん、鍼灸や漢方、あるいは「おばあちゃんの知恵袋」的民間療法等が、ごく当たり前に生活の一部に存在しているという家庭もありますので、その場合は、刷り込み具合はマイルドになるでしょう。

が、こちらの方は今や、ますます珍しくなってきているでしょう。

そこで、いささか、私の中に葛藤が起きるのです。

多くの人は、『〇〇に効く』ツボをただ知りたくて、細かい御託は要らなかったりする(そうでない方もいますが)わけで。

とは言うものの、例えば、肩こりの場合ここ押すと「ま、いいんじゃね?」ツボがないことはない。

鍼灸師の皆さんだったら、
「そういうツボを教えてあげたら、めちゃくちゃ喜ばれた」
とか、
「ちょこっとパイオネックス貼ってあげたら『楽になった!』と言われた」

などのエピソードは複数お持ちだと思います。

そう、「ま、いいんじゃね?」ツボが使えないわけでなく、結構有効だったりするのです。

・・・と、なんで今、こーウダウダ言っているかっていうと、

お灸セルフケア講座の資料を作らねばならない、からです。

そんなお硬く考えるな〜、とか、もっと気軽に考えればいいんだよ〜、とか、お灸の素晴らしさ・気持ちよさを知ってもらえればいいんだよ〜、等々の、

あらゆる内なる声を自分にかけ励まし、自分をその気にさせてます 笑

ちっさいこだわり、でしかないんですけどね…

資料作成、そんな嫌いじゃないのでね。

私のインナーチャイルドがダダをこねてるだけなので(ホントかよ!)、これ書いたら、ちょっとすっきりした

資料もサクサク完成するでしょう!

ではまた。

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追記:自粛要請の影響で、講座は延期(日程未定)となりました。

 

いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

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