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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

大阪で鍼受けてきました

11月半ばに京都に行く予定があったので、「この機会に!」と大阪まで足を伸ばし、動画受講している『鍼道 一の会』の先生の鍼治療を受けてきました。

一の会』の講座は、普通の勉強会とはちょっと(いや、かなり?)違います(私の知る限り)。

通常、鍼の勉強会だと、〇〇に効く経穴、とか、XXの治療法、とか、「すぐ使える〇〇」的なテーマが多いと思うのです。

ま、臨床の場だとそういう情報は欲しい(猛烈に!)ですし、それがいけないって訳ではありません…

でも、それだけって、「幹を見ずに枝葉しか見ない」ことになりガチです(私は)。

「根本治療が大事」と言っておきながら、やっていることは対処法のみ、ということになりかねません(私は)。

患者さんにとっては「そんなのどっちだっていいよ、良くなれば。」という話だと思いますけど…

どうせ鍼受けるんだったら、症状も、だけど、からだ丸ごと健やかになってほしいじゃないですか〜。

・・・というわけで、行ってまいりました、いおり鍼灸院(現在、一の会 鍼灸院)。

いつも動画で見ている金澤先生と、生のご対面です〜。

まずは、詳細な問診表を元に、とても丁寧できめ細かい問診です。「問診」と言っても、お医者さんが行なっているそれとは違い、リラックスして世間話をしている雰囲気です。
自分が問診されることで、問診の重要性を再認識しました。問診を通じて、鍼灸師は患者さんを観ているわけですが、患者さんも目の前の鍼灸師が「どんなやつか?」観ている、わけです。
「不問診察」にとても憧れていますが、問診は素敵だ〜。

治療ベッドに移動して、いよいよ治療です!

・・・と言っても、すぐ鍼を打つわけではありません。
脈診て、舌診て、顔色診て、お腹の状態を診て、手足や背中の経穴の様子を診て、そこから、鍼する穴を導き出します。

結局私が鍼を打たれたのは、二穴。まずは右の後渓に置き針、そして右の照海に置き針。

元々鍼の感受性はいい方なのですが、氣の流れと共に、からだの変化が感じられて、いや〜すごかった!!

後渓のときは、左の横隔膜の前面(期門辺り)が緩み、そして後面(膈兪辺り)がキューっと痛み、そして解放されました。その辺りに氣の結ぼれがあったんでしょう。

これは、私の勝手な解釈ですが。
キューっと縮こまるような痛みを感じたときは、氣がそこに集まっていて、十分に溜まったあと、結ぼれが解放された、という流れでしょうか。

緩む前に、キューっと一点に凝縮されたような痛みを感じる、というケースは、しばしば遭遇します。今回は、それがリアルに体感できました。

その後の照海も、すごい!・・・と同時に、面白かった!!

というのは、治療後に金澤先生が説明してくださった腎経の流れと、自分の体感が見事に一致したから。

本当に腎経って腎臓の辺りと繋がっているんですよ〜。で、そこに氣が集まって溜まって、それが喉辺りまで上っていく。

今回はもっと上がっていって、眉間の奥に溜まっていきました。

そういえば、腎には「髄を生じて脳を充たす」作用がありました。髄海(脳)は腎に養われていることが、自分のからだでわかったことは大・大収穫です!

経絡っておもしろ〜い!鍼っておもしろ〜い!!
経絡ってすご〜い!鍼ってすご〜い!!(金澤先生の鍼、ですが)

からだ、だけでなく、少々厄介な(とか言っちゃダメだね)七情も、ちゃんと診てくれます。

www.iori-hermitage.jp

最寄りは大阪御堂筋線西中島南方」駅ですが、新幹線の「新大阪」駅からも歩いて10分くらいです。

なので、関西近辺のみならず、遠方の方も便利がよろしいかと。

鍼を受けることも勉強になるわ〜、とつくづく思った大阪での数時間でした。

あ〜〜!写真撮ってくればよかった…

 

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いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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