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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

体質についてアレコレ

先日患者さんとお話ししていて、「体質」の話になりました。

「最近鍼受けたり岩盤浴に行ったりしている」とご友人に話したら、「『それじゃ体質が変わるんじゃない?』と言われたけどそんな実感がなくて…体質が変わっているのか全然わからない…」とおっしゃる患者さん。

「変化ははっきりとわかることもあるけれど、小さなサインであることが多いですよ。例えば『そういえば最近・・・』とふと氣付く。『そういえば最近疲れづらい』とか『今までこの時期は〇〇だったのが、今年は違う』とか。持って生まれた体質はそんなに変わらないし。」と申し上げたら、

「体質って変わらないんですか?」と少々驚かれました。

今に始まったことではないですが、「体質改善」って言葉よく聞きますよね?
何氣なく使っていますが、改めて「体質とは何か?」ということを考えてみます。

「体質」と同じ言葉を使っていても、それが示す「広さ」や「深さ」は折々でかなり違っています。

広辞苑で「体質」を見ると、①からだの性質。からだのたち。②組織、団体などに深くしみこんでいる性質。とあります。今回の「体質」は①が意味するものですが、わかったようなわからないような意味ですね。

①の「からだのたち」の「たち」(「質」と表記されることありますね)ですが、同じく広辞苑を調べると人の性質。体質。生れつき。しょう。

さらに「しょう」の意味を調べると、①先天的な性質。うまれつき。性状。たち。②[仏]外的影響・関係の如何によらず常に同一である本質。③陰陽道で木・火・土・金・水の五行を人の生年月日などに配当し、その相生・相剋の理によって禍福・吉凶を定めるもの。と、かなりマニアックな意味も掲載されています。

…っと、とりとめなく続いてしまうので、ここまでにします。

結論としては、体質は先天的、いのちの本質を意味する方が妥当なようですが…表面的なもの(症状的、後天的)を意味することもできそう、ではあります。

となると、「体質は変わる」とも言えるし「体質は変わらない」とも言えます。結局どっちつかずの結論になって、更にモヤっとボヤっとしてしまいました。

自分はどう使っていたか?と思い返してみると、一定していなくてその時々の文脈で違っています。症状的意味だったり、「いのちの本質」的意味だったり。🤔鍼灸始めてからは、後者の割合が多いかも。今後は統一しますわ。

世間で「体質」と言われているものの多くは、症状的意味に読めます。その方がわかりやすいし、あと…商売になりやすい。「体質改善したら、痛みが消えた!」「体質改善で〇〇が治った!」なんか説得力がありますよね。なんか効きそうですよね。

「体質のせい」と言われていることの多くは、体質のせい❌ 生活習慣のせい⭕️です。

けど、「生活習慣を変えよう!」より「体質を変えよう!」と言われる方がなぜかモチベーションが上がる…のは私だけでしょうか?なんかインパクトでかい感じで、やっぱり効きそうな雰囲気が漂っているからかしら。だから、広告とか健康関連記事に使われやすい?

そもそも論ですが、果たして、あなたが「体質」と思っているのは本当に「あなたの体質」なのでしょうか?という疑問があります。今、どのくらいの人が自分の体質を100%フルでピュアで生きているか?と。

私が思うに、フルに「自分の体質」が表現できないから、具合悪いんじゃないか、と。自分の体質を生きてないから、うまく機能しないのではないか、と(先天的に脆弱な体質というのはありますが)。

自分の体質が様々な要因で阻害されていて、その要因は、無意識にせよ自分が作ったことが多いです。だからこそ自分で対処できるのです。

こういうことを聞くと、「どうせ悪いのは自分」と吹きあがるか⤴️自分を卑下しまくるか⤵️、拗ねた状態になることがあります。長年溜め込んだ感情を一掃するという意図の元に拗ね状態をキープするのもありですが…そこに止まっているより、じゃ「自分はどうしたいか」にフォーカスしてできることをやる、方を提案したいですね。

やることは簡単なことでいいんです。1個か2個で十分、意識をしてやること。

朝起きたら大欠伸して猫みたいにグーンと伸びをする、とか、階段を使う、とか、お風呂に入る、とか、鏡をみたら1日に一回以上自分にニッコリする、とか、1日に1個以上自分を褒めることを言う、とか、1日3回以上深呼吸をする、とか、毎日月を見る、とか、週に1日(が無理だったら1回の食事)を野菜メニューにする、とか、甘いものを食べるのは週1回(できな〜い!!)、とか、鍼灸も入れとくかw)お灸する、とか。

やらない日があったら、また始めればいい。

トドのつまり、自分のいのちが嬉しがることをしましょう!
「いのちが嬉しがる」って何?って方は「心地いいことしましょう!」
食べ物の場合は「自分の腸内細菌が美味しそうって思うものを食べましょう!」

ん?ますますわからない??

ではとりあえず、鍼灸でも受けてみてください(笑) 

注:ご承知と思いますが、ここでの『体質』は「いのちの本質」的意味です。

 

《お知らせ》
はり灸 一香堂が鍼灸をやらせてもらっている神楽坂の「間」Persimmonがオープンして一周年となりました。一周年記念イベント「感謝!1st Anniversary Day」を2月16日(金)に開催いたします。ぜひお立ち寄りください!
詳細はこちら➡️ 感謝!1st Anniversary Day@「間」Persimmon

 

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いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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