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hitokadohノヒト

はり灸 一香堂のひとが書いてます。

脊柱管狭窄症と腰痛の関係

身内の話で恐縮です。

私の母(70代前半)です。長いこと、腰の痛みを訴えておりました。

「あそこの医者はいい」と噂を聞けば、そこへ出かけてゆき、診察を受けていました。ほとんどはまずレントゲンを撮ります。しかし、多少の骨盤のズレはあったものの、そんな痛みを引き起こすほどヒドい訳でもない。そして治療は電気治療(どの種類の電気治療かは不明)と湿布。

本人「あんな保険治療だけじゃ良くならないわよ!」と言いつつ、「いい医者がいる」と聞けばまたそこへ行く、てなことを繰り返しておりました。

その症状が急に悪化したのは、昨年3月頃。
長い時間歩けなくなり、しばらく休むとまた歩ける、いわゆる間欠跛行の状態が出てきました。

翌4月には「杖がないと歩けなくなった。」とメールがきました。弟の家族と桜を見に行ったところ、途中で歩けなくなってしまったそう。
この頃の母は、杖を買うか、シルバーカー(よくおばあちゃんが買い物とかで使っている手押し車)を買うか、かなり真剣に検討しておりました。
ずっと続けていた趣味の詩舞も「こんなんじゃもう踊れないから」と辞めました。

「いつの間に、そんな重症になったんだ?!」
私はびっくりして、せめて月1回は実家に行って治療せねば…と思ったのでした。

そんなわけで、昨年5月から毎月、一泊二日(ときどき二泊三日)で実家へ行き、2日(もしくは3日)連日鍼灸治療をしています。

加えて養生法として、歩き方を意識すること、お灸(台座灸)することの二つを、やってもらいました。

定期的治療を開始して約3ヶ月は、「治療して2〜3日は痛まないが、そのあとだんだん痛みが戻ってくる」という状態でした。

効果の持続期間は限定的ながら、やはり鍼灸を受けた後は、痛みなく歩けていたようで「5,000歩歩いても痛くなかった」とメールを送ってきました。

とりあえず、杖・シルバーカーの購入話はなくなりました。

8月頃、(確か)湯河原にいい整形外科があるという話を聞きつけ、両親共々受診に行きました。二人とも「脊柱管狭窄症」と診断され、痛み止めの薬(名前は未確認)を処方されました。

両親は、この病院の診察に満足氣でした。
理由は、① 他の病院ではしなかった、いろいろな角度からたくさんレントゲンを撮ってくれた、② 原因がわかったことで安心できた、③ 歩けないほど痛くなったら薬を飲めばいい、④ 医師がよく話を聞いてくれた、というところでしょうか。(今回は「狭窄症で腰痛になるか?」という議論は脇に置いておきます…)

そこの医師からも「痛くても動ける範囲で動いた方がいい」と言われたそうで、「やっぱり歩かないとダメよね」と母は意気込んでいました。

そんな医師の言葉の後押しもあり、9月には「テレビで四股がいいと言っていたから、やり始めた」とか、「『腰痛は自分で治す』(正しいタイトルは忘れましたが、こんな感じのタイトル)という雑誌を買って、その中に載ってる体操をやっている」とか、「毎日〇〇まで歩いてる」といった活動報告(笑)がたくさんありました。
「自分で治すんだ」という意識向上が見られました。

その後月1度、前述の整形外科に行っていますが、痛みがだんだんなくなっているので、 薬は一番弱いのになり、量も減りました。

今年に入ってからは、痛みがほとんどないので、薬も滅多に飲んでいない、という話。

先月、医師に「先生、もう痛みがないのですが、まだ薬飲まなきゃダメですか?」と尋ねたところ、「痛みがないならもう要らないでしょ。ご自分でも止める決心がついたら止めましょう。次回までによく考えてみてください」(母からの又聞きなので、実際の医師の言葉とは違っていると思います)と言われたそう。

そして、先日木曜日に「腰卒業と診断されました」と母からメールが届きました。

「腰卒業って意味不明なんだけど。。」と思い、確認したら「先生から、『痛くないんだったら、もういいでしょう。わざわざ交通費使って来ることないですよ。こんないい天気の日に病院に来るなんて勿体無い』って言われたよ」とのこと。

なんだか、このドクター、いいですね(笑)
ただ、「最後は手術すればいいから」というご提案もあったようですが(ドクターには鍼灸治療を受けていることは言わなかったそうなので)。

 

ここで本題!

では、脊柱管狭窄症はどうなったのでしょうか?

別に変わりありません。でも、痛みは消えています。
痛みの原因は脊柱管狭窄症ではなかったってことですよね。

 

その日、病院の待合室で会った女性は、脊柱管狭窄症で2回手術したそうですが、まだ膝が痛くて通院しているそうです。

母が「私も狭窄症ですが、もう痛みがないから、今日で終わりなんですよ」と言ったところ、「治ったんですか。いいですね〜」と羨ましそうに言われた、とのこと。

母が「私は鍼とかお灸もやってますからね。そのせいもあると思います」と続けて言ったら、ちょっとびっくりしていたそうです。

う〜ん、まだまだ鍼灸の認知度は低いのですね…

 

いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

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