前回は、話が「薬疹事件」に流れてしまいました。
一般に人が「何とかしなければ!」と考える諸症状は、からだの免疫機能、解毒作用が働いているサインであることが多いです。
昨日書いた発熱しかり。
下痢、嘔吐もしかり。
咳、くしゃみもしかり。
アレルギー症状もしかり。
もちろん、これらの症状が重篤な疾患のサインである可能性もありますので、「薬も病院も一切必要ありません」という話ではありません。(そう言いたい自分がいない訳でもないのですが…笑)
ただ「症状がおさまった」=「治った」ではないです。
以前、私はよく風邪を引く人でした。
ちょうど季節の変わり目ってやつに、風邪っぽい症状が出るのです。私の場合は発熱が多かったかな。
でも、私は、そのことをあまり…というか全然「大変!どうしよう!」と思っていませんでした。
何故ならば、発熱が終わると、からだがスッキリして「調整された」感があった(ある)から。
私の中では「風邪は寝て休んで治すもの」なので、そもそも「風邪のために病院に行く」という選択肢がありませんでした。
(あの時は「休めない…」と思い込み、症状を抑えよう!と動いた結果の出来事でした…)
私の「風邪調整作用説」(笑)、こちらの本に書いてありました!
その筋の方々(どの筋だ!)にはよく知られております、野口晴哉著『風邪の効用』です。
風邪を引いたら「おめでとう!」なのですよ。
ご興味ある方はぜひご一読を!風邪が愛おしくなりますよ(^^)
ちなみに、ここ近年の風邪最中の過ごし方は、こんな風です。
- 食べない。白湯は飲む。
- 足湯たんぽ。
- 熱があっても動ければ動く。熱が下がったとき、安静に。← 『風邪の効用 』を読んでから採用。
- 熱があっても入浴。
- 盆の窪(風池の辺り。場所はこちら)をドライヤーで左右交互に温める。
- やっぱり、しっかり睡眠。
これが基本形ですが、そのときどきで変わります。
5.のドライヤー健康法は、日常的にやっています。
ドライヤーで、左右交互に温風を当てて、「熱」と感じたらもう片方を温める。その熱さを感じる時間の左右差がなくなるまで続けます。
風邪引きそうなとき・風邪引いたときは、熱さの感じ方の左右差が大きくなるように感じています。
この健康法(?)は、結構氣に入って長いこと続けています。
なんたって、簡単!
髪の毛を乾かすついでにできるしね。
そう!ドライヤーはお灸の代わりとして使えますよ。
例えば腹が冷えているとき。本当はお灸がいいんだろうけど、面倒くさかったりお灸やる元氣がなかったりしたときに、ドライヤーで腹温めます。
注意点は、ドライヤーの風、結構熱いので、「熱い!」と感じたら止めること。(当たり前のことですが)
一番大事なのは、やっぱり、自分のからだの感覚です。
世間には、たくさんの健康法、治療法が溢れています。これが効く!あれが効く!って情報満載です。
いろいろな情報を知ることができるのは、インターネットが普及した今の社会の恩恵の一つです。多種多様なことを、居ながらにして手に入れられるのはやはりありがたいことです。
その多種多様の中から、知識で選んで何かを始めるのはいいと思いますが、やってみたら、自分のからだの感覚を丁寧に観察してみてください。
もしかしたら、それはあなたに必要のないものかも知れません。それは、あなたにあまり効果がないものかも知れません。
だって、あなたのからだは、あの人のからだではないのですから。
あなたのからだは唯一無二なのですから、そのからだが発しているメッセージに耳を傾けてください。
あなたが、あなたのからだと一緒に、決めてくださいね。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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