何をもってして「健康」というかは、人それぞれです。
病気じゃないこと?……かと言って、病気じゃない人がみんな健康に見えるか?というと、そうも言い切れません。
五体満足のこと?……じゃあ、例えば、手がない人が不健康か?というと、そんなことは全然ありません。
ある意味、不調・病気というのも、健康である証拠。
よく言われていることですが、不調・病気はからだや心からのサインです。
このままの状態で変らないと、「いのちが消えますよ」「休んでくださいね」「からだのことを考えてくださいね」というメッセージです。
からだは賢いもので、生命維持に遠い機能から切っていきます。
例えば、首やら頭やらガチガチで、これ以上硬直状態が続くと、頭の血管がダメになってしまう、そうしたら、脳機能が危ない!!
頭の血管がブチっとなる前に、肩が痛くなったりぎっくり腰になったりします(注:肩が痛い人、ぎっくり腰の人すべてが、頭の血管が切れそうだったという訳ではありません)。
からだにとってみれば、肩や腰が痛くなるより、脳機能がダメになる方が重大問題です。
からだの生命維持機能が働いている結果、からだは不調・病気という形で、サインをくれているわけですね。
そのサインを無きものとして見逃していると、その声はどんどん大きくなります。
声にいつ氣がついて、いつ対処するのか?いつがいいのか?
それを決めるのは、あなたのいのちの感受性や耐久性、柔軟性などです。
今まで「これは氣のせい」と思って無視してきたこと、少し氣にしてみてもいいかもしれません。少しゆったり感じてみてもいいかもしれません。
そんなことする時間がない?
わかります、わかります、お忙しいのですよね? でも、そんな何十分も必要ありません。
自分の呼吸、10回感じてみてください。
あなたはどんな風に息していますか?
空気吸うのが大変?吐くのが大変? 胸は息で動いている?おなかは? 気管に入っていく空気を感じる?
首をゆっくり回してみてください。左と右、ゆぅっくりと〜。
あなたの首はどんな風に動いていますか?頭の重さ、感じますか?
首がくるりと回るのを感じる? どこかでつっかかる? 頭って結構重いよね? 首がのびて心地いいところとか、ある?
呼吸が浅いからといって、
首回したらボキボキ鳴ったからといって、
「ダメだわ」とか「直さなきゃ!」とか思わなくても全然いいです。
「今の自分、こんなんなんだ〜」とまず受け止めてみましょう。
すぐ「直そう」と思う前に、今のからだをただ感じるだけ。
不思議なもので、ただ感じるだけ、今の状態を受け止めてあげるだけで、
からだは、なんだか「ほ〜」っとします。
あなたと一緒に生きている「からだ」のこと、
忘れていませんでしたか?
ただ毎日生きているために、「からだ」が何をしてくれているか、
忘れていませんでしたか?
まず、「からだ」のことを思い出して、
一緒にいることに氣がついてみましょう。
いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。
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