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はり灸 一香堂@神楽坂の路地裏

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鍼灸でいのち磨きのお手伝いしています@神楽坂の路地裏

8月31日、鍼灸体験会やります

今月最終日8月31日(木)に、はり灸 一香堂の神楽坂出張所にて鍼灸体験会を行います。

鍼灸って聞いたことあるけど、いきなり鍼されるのは怖い…」とか「どんなもんだか、ちょっと試してみたい!」とか思っている方々へ。ぜひご参加ください。

話は変わりますが、私、緑茶好きです。
その中で、玄米茶は自分の中でイマイチでした。玄米を入れる良さがわからないっていうか、「なぜお前がそこにいる?!」的な感じ。だから、あえて玄米茶を買うこともなかったわけです。

以前も書きましたが、一心園のファンです。
hitokadoh-aider.hatenadiary.jp
一心園さんでも玄米茶取り扱っているのですが、ずっと買うことはなかったのです。
・・・が、ある日注文してみました。そしたら、この玄米茶、美味いのです!
ここで思いました、「玄米茶というだけで嫌っていたけど、本当は玄米茶をただ知らなかっただけなんだ」と。
同じものでも、誰が作るか?によって変わってきます。もし私がずっと玄米茶食わず嫌いで避けていたら、この美味しさを知ることもなかったわけです。

で、ここで話は戻ります。

「今まで鍼受けたことがあるけど、痛くてもう嫌い!」とか「お灸熱くて嫌い!」とかいう方々も、この機会にご体験ください。
鍼もお灸もいろいろ種類があり、受ける印象も様々です。鍼灸食わず嫌いの方、お待ちしております!

あるいは「あの神楽坂のお部屋を見てみたい」という方々もおいでくださいませ!

「はり灸 一香堂」が使っている鍼・お灸を実際お試しいただけます。あわせて、セルフケア法もシェアいたします。

鍼灸のこと、健康のこと等々、お茶しながらまったりと語り合いましょう!

① 昼の部:15:00〜17:00
② 夜の部:19:00〜21:00
※ 終了時間は参加人数により多少前後します。

参加費:2,500円(お茶菓子、おみやげ付き)

場所:「間」Persimmon(はり灸 一香堂が利用させてもらっている場所です。神楽坂駅から徒歩3分。詳細はご予約後お伝えいたします。)

前日30日までにご予約お願いします。HPからご予約いただけます。
www.hitokadoh894.com

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いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

 

*** ご予約・お問い合わせは、HPか、Facebookメッセージでご連絡ください。***

はり灸体験記

今週、はり灸 一香堂にいらした良子さんが、素敵なブログを書いてくれました。

良子さん、ありがとうございました!

「はりってどんな感じ?」「何するの?」等々素朴な疑問をお持ちの方、こちらのはり体験記、ご一読くださいませ。

journey-on.jp

 

いのち磨きのお手伝いいたします、一香堂より。

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ご予約・お問い合わせは、HPFacebookTwitterメッセージ、LINEでどうぞ。
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***HPからのネット予約は初見料はかかりません。***

男性にも美容鍼灸

「美容鍼灸」というネーミングのせいか、女性専用と思われがちですが、男性の方にもおすすめです。できる男こそ、美容鍼灸ですよ!(ちょっと言い過ぎか…)

目が疲れている、頭皮が固い、など、パソコン・スマホなどで頭脳・目を酷使している方は、ぜひお試しください。
目の周り、頭皮、顔の緊張が緩みます。そして、ぱっちりお目々キラキラになります(注:個人差あります)。

はり灸 一香堂の美容鍼灸は、はり灸基本コースにプラスするオプションメニューです。

はり灸基本コースで全身を整えたあと、顔、頭部に鍼をして(お灸が入る場合もあります)、そのままの状態で5〜10分置きます。

鍼を抜いたあと、簡単なMLDを行います。同じくオプションに「顔のMLD」があるのですが、美容鍼灸の後のものは簡易バージョンです。簡易版MLDで、リンパ、静脈の流れをさらに促進します。

これで終了です。

一つ注意事項があります。

初診で「はり灸基本+美容鍼灸」を受けると、敏感な方は頭痛が起こる場合があります。そのさいはご遠慮なくお申し出ください。頭部に溜まった氣を散らす等処置をいたします。

はり灸 一香堂が初めての方は、まずはり灸基本コースを受けることをお勧めいたします。
そして、ご自分のからだに合うかどうかをチェックしてください。

ご自分に合うと思われたら、次回「は基+美容鍼灸」をお受けください。前回違うコースでもリピーター価格がご利用いただけます。

 

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「肩に石灰分がありました」の続き

先日ブログで書いた患者さんの方から、「石灰化で思い出したことがあった。」とご連絡がありました。

hitokadoh.hatenablog.com

「身体に起こっていること」として、追加情報をいただきました。
許可いただいたので、そのまま掲載します。

マンモグラフィ検査を初めて受診して言われたのが、石灰化しているので受診を欠かさないように。
膠原病自己免疫性肝炎が判明して、プレドニンを服薬始めたときから、骨粗鬆症の予防で一粒カルシウム系の薬を服薬している。
③ ちょっと前から左手人差し指の痛みが続いている。
④ 石灰沈着性腱盤炎。

こちらのメールをいただいたときに、私はこう思いました。

  • 「別の場所で石灰化が起きていたので、私は、石灰化しやすい体質なのだろう」と患者さんは思っている(以前私がそういう話をしたかも・・?)
  • 「現在服薬しているカルシウム系の薬が原因ではないか?」と患者さんは思っている。
  • 「左手人差し指の痛みも石灰化が原因ではないか?」と患者さんは思っている。
  • 「乳腺にも石灰化あるし、今回の肩の痛みも石灰化が原因だった。私の身体が石灰化しやすいことは疑いようがない」と患者さんは思っている。

「患者さんは思っている」と書いてましたが、私にそういう考えが浮かびました。

ということは「患者さんじゃなく、お前だろ!」ってことですが(笑)
ま〜そのとおりです。

「原因は一つではない」し、「原因だけに注目しても良くなるわけではない」ともわかっていますが、オタクな私は追求したい衝動が止められず。
人に聞いたり本読んだりネット見たり、自分のちっさい頭で「あーでもない、こーでもない」と妄想し始めました。
そして「鍼でもっとなんかできたんじゃないか?」みたいなこともね。もちろん「鍼灸は万能じゃない」「鍼灸だけにこだわる必要はない」って思っていますよ。でもオタクな私(しつこい?)はこの点についても、もれなく妄想するのです。

イロイロな妄想の末、ある瞬間、私も思い出しました。

そもそも、私たちのからだには、からだにとって余分なもの、不要なものを排出する機能があるのです。
だから、その機能を十分表現していいんだよ〜と、からだに許可を与えればいいんです。からだがそもそも持っている機能を思い出して、そのように流れていればいいわけです。

じゃ〜、どうすればそうなるの?・・・って話になると、またお得意の「氣血の流れを整えましょう!」になっちゃうのですが。

というより、それしかない・・・

っと、何にでも自己治癒力と連呼するアホな治療家(失礼!)みたいですが、そこに辿り着いちゃうんだからしようがない(笑)諦めましょう。

「体質」「傾向」というのは確かにありますが、流動的なものです。

「私は〇〇だから」というお話をよくよく聞いてみれば、10年も前の話だったりして。もう10年経っていたら、その頃のあなたの細胞と今のあなたの細胞、生まれ変わってますから!!

また、話がずれました (^^;

冒頭の患者さんには、カルシウム系の薬に関してのみ「カルシウム不足が石灰化の原因という説もありますので、その薬が原因とは言いきれません」とコメントしました。

つい、原因探しループにハマり正解探しに陥ってしまう傾向もある私ですが、大元のところは忘れずにありたいものです。

そうそう!自分でいっつも書いてるじゃん、「いのち磨き」ってね。

 

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「肩に石灰分がありました」

50代女性。「2日前から右肩関節が痛い」とのことでご来堂。

予約日前日のやり取りで、右肩を痛めるような心当たりはない、とのこと。
右肩を圧迫するようなことをしていなかったか?寝ているときの姿勢などを確認したところ、「そういえば右肩を下にして寝ていることが多いかも」というご回答でした。

ご本人は「五十肩かも」ということでしたが、痛がり方が半端ない。少し腕が動くだけでも痛く、動作確認もままならず。患部は、三角筋辺りにやや張りがあるものの、熱感はなし。

横になるのも大変そうだったので「座った状態でやりましょうか?」と言ったら、「動くコツがあるので大丈夫」とのこと。通常どおり、仰向け状態で始めました。

その後、通常でしたらうつ伏せになってもらうのですが、それは無理でしたので、座位で施術しました。

終了後、立った時に「からだ全体は軽く楽になった」とのことでしたが、患部の痛みはやや軽減した程度で、腕が動くと痛い状態は変わらず。

痛みの始まり方(何の予兆もなく痛くなった)と痛み方がどうみても五十肩ではなかったので、「念のため、骨の状態を医師に診てもらってください」とお願いしました。

その翌日、患者さんは会社近くの整形外科を受診され、「肩に石灰分がありました」とメールが来ました。どうやら、石灰沈着性腱板炎のようでした。

患者さんからのメールによると、ステロイドと痛み止め2種類の注射を打ってもらい、ロキソニン、胃薬、ロキソプロフェンシートを処方されたそうです。

整形外科受診した夜、痛みはだいぶ落ち着き、翌日にはなくなった、とのこと。ちなみに、処方薬の服用・使用は1度だけ。

翌週、別の症状(目の症状)でご来堂されたのですが。
右肩の激痛はすっかりなくなり、「全然大丈夫」と腕をブンブン回して見せてくれました(笑)

その後、ネットで検索してみたら、注射が1回では効かないという方もいらっしゃるようですね。

あと、腰痛の原因と同じですが、石灰があっても症状が出てないケースもあるようで…石灰化が全ての痛みの原因である、とも言い難いのですね。

人のからだは摩訶不思議ですね。

 

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「鍼ってギックリ腰にも効くんですね」

先日、患者さんから「鍼ってギックリ腰にも効くんですね」と言われました。

このコメントに、私は軽い衝撃を受け、「え〜!!ご存知なかった!?」と心の中で叫んでしまいました。

定期的にお見えの方でしたので、その辺りはすでにご承知かと、勝手に思っておりました。

よくよく思い返せば、確かに「鍼は今まで受けたことがない」とおっしゃっていました。だから、鍼についてご存知なかったのは当然です。

鍼灸界には「鍼灸師飽和説」がありますが、「飽和」には程遠い現実を感じます。

鍼灸は身近なものではなく、何かこう、とても「遠い」感じ?
いろいろ行ったけど、なんかいまいちで…しょうがないから(ちょっと言い過ぎ?w)鍼灸に来ましたっていうのが、一般的なんですかね〜。

私は、何かあったら「鍼行けば?」っていう家庭環境に育ったもので…よくわからないのですが・・・

さてさて、前述の患者さんのお話に戻って。

時々こういう状態はあったそうですが、今までは2、3日寝ていれば治っていた、とのこと。
今回は発症3日後に、こういう時行きつけのマッサージに行って(「通常は強めのマッサージが好きなのですが、ギックリ腰のときは軽い繊細なマッサージが良いので、そこに行きました」とのことでした)、その当日は楽になったのだけれど、その後良くならないので・・・と先週の土曜日にお電話をいただきました。

あいにくその週末は東京にいなかったので、すぐには対応できず。
歩けるということでしたので、月曜日に神楽坂に来ていただくようお願いしました。

月曜の夜、その方は、そろそろ摺り足で腰を固まらせてご来堂。
患者衣に着替えるのも大変そうなので、着替えなしで施術。

前傾するのが一番辛い、とのこと。目測で20°が限界という状態。

横になるのも大変そうだったので、患者さんは立った状態で鍼しようかと思ったのですが、「横になれます」ということで、通常どおり横になった状態で進めました。

施術後、患者さんは、施術用ベッドからすっと起き上がって、腰をブンブン動かしながら「全然痛くないですよ〜!」と言って、走って帰られました。。。というのはです。
私の幻想です(笑)名人の先生方でしたら、幻想ではなく本当にそうなりますが…

現実は、冷たかった足・ふくらはぎは温かくなり、背中の張りは緩み、45°くらい(あくまで目測です)まで前傾できるようになりました。

患者さんの体感は、まだ痛みはあるが、来た時より痛みの程度は軽減した、楽になった、という具合でした。

そして、2日前の木曜が2回目でした。
部屋に近づいてくる足音がいつもの音に戻っており、ホッとしました。

施術前チェックでは、前傾角度は前回施術後と同程度、45°くらい(しつこいですが目測です)。前傾する動き方は、月曜の「おそるおそる」から速くなりました。左右の捻りはスムーズになり可動域も改善。

そして、何より、患者さんが感じている「良くなっている」感

この日は難なく患者衣に着替えられました。
着替える前に私が「今日は着替えられますか?大丈夫ですか?」と何度か聞いたため、「そうか、月曜は着替えられなかった。できるようになると、すぐ忘れるんですね」と自ら氣がつかれました。

鍼を受けながら、何が原因だったかを自ら考えられ、「原因は一つではないですが、おそらく・・」と言って、仕事で使用されている椅子のことを話されました。
高さを変える機能が壊れて、ここ1ヶ月くらい、ちょうどいい高さより5cm位低い高さで使っていた。初めは使いづらく違和感を感じていたけれど、最近はそれに慣れてきていた。その矢先に、ギックリ腰になった、とのこと。

不思議なもんで、一香堂に来てくださる患者さん、かなり自立度高いのですよね〜。
まず「自分ではこう思っているんだけど・・」とご自分の考えを述べた後、「先生どう思われます?」的なスタンスの方、多いのです。私から「依存するな」オーラがだだ漏れているのでしょうか (^^;

「自らのからだの主人は自らである」ので、こういう心持ち、大事です。

施術を通して、こういうコミュニケーションを通して、お互いの世界が広がっていろいろな発見があると楽しいですよね。

っと・・・話が飛びました。

木曜の施術後に、最初に書いた「鍼ってギックリ腰にも効くんですね」発言を聞き。
驚きの衝撃を受けつつ「そ、そうですよ」と答える私。
「もっと早く連絡すればよかった」と言われ、若干安堵を感じる私。

その方曰く、ギックリ腰になったとき鍼灸と結びつかなかった、そうです。
おそらく、過去の経験から「こういう症状のときは〇〇して、△△に行って・・・」という一連のプロセスを既にお持ちだったから、新参の鍼灸は浮かばなかったのでしょう。

また、鍼灸は、自分で考えている「治る」過程とは全然違うプロセスで良くなっている、ともおっしゃっていました。

何が言いたいかというと、皆さん、ギックリ腰になったら鍼灸受けてね!ってことです。
整形外科、整体、マッサージ等々もちろんいいですが、鍼灸もいいですよ〜!!

と最後は宣伝に終わる…

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「氣のせい」を大事に

何を以って「治る」というのか?
というのは、人によって定義が異なります。

「楽になればいい」と思って、ただ症状を失くすことが、実は「治る」ことから遠ざかっていることがあります。

そうは言っても、それらの症状があることで、日常生活が立ち行かなくなったり、その人のQOL (quality of life)が大いに損なわれている場合もあるわけで・・・
その場合、症状が軽くなることは、大きな助けになります。

そして当然ですが、日常生活やQOLの定義も、人によって随分と違います。

「その方にとって〇〇は何か?」

その方の視線、考え方、思いなど、一見からだとは関係なさそうな物事を知っていくことが大切…と思っています。

その方の視線、考え方、思いで、その方の世界は構築されていて、当然、その方の「からだ観」はその世界の中にあります。

面白いのは(と言っていいのか?)、「からだ観」と実際のからだは乖離しています。乖離・・・とまでは行かなくても、概ね「ずれて」います(私もそうです)。

その「ずれ」が症状の一因でもあります。

「ずれ」に氣がついただけで、症状が失くなる・・・とまでは行かなくても、かなり軽くなること、結構あります。

氣がつくだけで、その方の世界が変わってゆきます。その変化が明らかな時もあるし、何が変わったのかよくわからない時もある(「氣のせい」ってやつですね)。

この数量化されない「氣のせい」、重要です。

なぜならば、すべての物質は氣から構成されていて、すべての物事は氣の運動変化で生まれる、からです。

既に古代の人はそう認識していました。

からだも、あなたが氣がついたことに、氣がつきます。そして喜ぶのです、「あ〜、やっとわかってくれた!」ってね。

と古代の人が認識していたかは、わかりません。

私はそう認識しています。エビデンス的に脆弱ですが(笑)

 

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